◆委託追証拠金の取扱について◆
(計算例)
<1日目>
初回入金額:300,000円
取引開始:東京ガソリン 約定値段40,000円 買い 1枚 の場合
<2日目>
上記の建玉をオーバーナイト
大引けで前営業日より800円値下がりし、39,200円となった場合の計算
39,200-40,000=△800 △800円×100倍×1枚=△80,000(値洗損益通算額)
80,000円(値洗損金分)>75,000円(本証拠金の1/2)
追証証拠金請求額=値洗損金全額分=80,000円

本証拠金の1/2(75,000)
本証拠金 150,000円
値洗損金(80,000円)

【口座状況】
本証拠金150,000円+追証拠金80,000円=必要証拠金=230,000円
預り証拠金300,000円-必要証拠金230,000円=余剰金(返還可能額)70,000円
(追加入金の必要なし)
次の追証ライン
追証拠金80,000+本証拠金150,000/2(75,000)=155,000
(値洗が-155,000円を下回った場合に次の追証が発生)

<3日目>
更に710円下落し、最終約定値段(大引け値段)が、38,490円となった場合の計算
 38,490円−40,000円=△1,510円
 △1,510円×100倍×1枚=△151,000(値洗損益通算額)

上記の値洗状況であれば、次の追証ラインである155,000円まで値洗マイナスが到達
していないため、追証拠金は80,000円のまま)
追証ライン=155,000円
<4日目>
相場が前日比900円上昇し、最終約定値段(大引け値段)が、39,390円となった場合の計算
 39,390円-40,000円=△610円
 △610×100倍×1枚=△61,000(値洗損益通算額)
値洗損金が前日の追証金額80,000円を下回ったため追証金額は80,000→61,000円に減額。

本証拠金の1/2(75,000)
本証拠金 150,000円
値洗損金(61,000円)

【口座状況】
本証拠金150,000円+追証拠金61,000円=必要証拠金=211,000円
預り証拠金300,000円-必要証拠金211,000円=余剰金(返還可能額)89,000円

次の追証ライン
追証拠金61,000+本証拠金150,000/2(75,000)=136,000
(値洗が-136,000円を下回った場合に次の追証が発生)
<5日目>
相場が950円下落し、最終約定値段(大引け値段)が、38,440円となった場合の計算
 38,440円-40,000円=△1,560円
 △1,560×100倍×1枚=△156,000(値洗損益通算額)
値洗損金が追証ラインの-136,000円を下回ったため追証金額は61,000→156,00円に増額。

本証拠金の1/2(75,000)
本証拠金 150,000円
値洗損金(156,000円)

【口座状況】
本証拠金150,000円+追証拠金156,000円=必要証拠金=306,000円
預り証拠金300,000円-必要証拠金306,000円=
不足金6,000円
<6日目>
50,000円を入金
【口座状況】
本証拠金150,000円+追証拠金156,000円=必要証拠金=306,000円
預り証拠金300,000円-必要証拠金306,000円=
不足金6,000円+入金額50,000円=余剰金44,000円
→不足金解消
ポイント
追証発生ライン(A)=前日の追証(B)+本証×1/2

値洗(C)とすると(値洗いがマイナスの時で、かつCは絶対値)

B>Cの時    追証=C
A>C>Bの時 追証=B
C>Aの時    追証=C
>>>戻る